こんばんは。
不要な貴金属・宝石を売りたい!
今は金が高騰してるので少しでも高く売りたい!
だけどどこに売っていいかわからない・・・
そんなあなたの不安を取り除いて疑問を解決する【宝石買取大学】
宝飾品買取経験10年以上のプロ査定士・アイジーモノストーンです。
本日の記事は【そもそも金(ゴールド)って何?】です。
この記事を読むと金(ゴールド)の種類・偽物の見分け方がわかります。
買取価格の基本を知りたい方はコチラの記事をお読みください。
金(ゴールド)とは
世界で最も希少価値が高くて腐食しない金属。
古代エジプト、ギリシャ、ローマ時代から装飾品や貨幣として使用されてきました。
ジュエリーや宝飾品としては18金が最も多く使用されています。
買取の際は金の含有率によって値段が変動します。
あなたの持っているジュエリーには以下の打刻があるはずです。
それぞれ説明しましょう
金(ゴールド)の打刻と含有率
カラットか千分率で打刻されています。
K18のKはKaratのK。
750は千分率750/1000。
18/24=75%が金の含有量を示しています。
K24・1000(24金・純金)
いわゆる純金。宝飾品としては柔らかくて傷が付きやすいので、あまり使用されていません。
買取の際は、インゴットとK24で値段が違う店がほとんどです。
インゴットは延べ棒やコインに使用されており、金の純度が99.99%
打刻は999・9やFINE GOLD。
グッドデリバリーバー(ロンドン金市場受渡適合品)かどうかで買取価格が変わることもあります。
売る前に要チェックしましょう。
K22・917もしくは916(22金)
金の含有量は91.7%(91.6%)
主にネックレスやリングで使用されています。
見た目の色合いが24金に近く、主にアジアで使用されています。
K20・833(20金)
金の含有量は83.3%
K18・750(18金)
金の含有量は75%
最も多くのジュエリーに使用されている18金。
K14・585(14金)
金の含有量は58.5%
ハワイアンジュエリーでよく使われる金性です。
K10・417もしくは416(10金)
金の含有量は41.6%(41.7%)
ジュエリーブランドのカジュアルデザインで主に使用されています。
K9・375(9金)
金の含有量は37.5%
ジュエリーブランドのカジュアルデザインで主に使用されています。
アトKに注意
打刻の中には18Kのように、Kが数字の後にくるものもあります。
通称「アトK」と呼ばれていますが、この「アトK」は含有量が低いことが多いので要注意です。
18Kの場合は14金(58.5%)、ひどい場合は10金(41.6%)の含有量しかない場合もあります。
それどころかシルバーの場合もあります・・・
そのため「アトK」の場合は、低く買取額をつけられてしまう可能性もありますが、ちゃんと数字通りの含有量が出ることもあります。
買取店によっては、X線貴金属分析装置を導入しているので、少しでも高く売りたい「アトK」はX線貴金属分析装置のある買取店に持っていきましょう。
偽物の見分け方
金性の後に「GP」や「GF」の打刻があるものもあります。
以下の打刻は偽物です。
打刻 | 内容 |
GP | GOLD PLATED。金メッキ。 |
GF | GOLD FILLED。金張り。 |
GS | GOLD SHELLED。金張り。 |
GEP | GOLD ELECTRO PLATED。電気メッキ。 |
HGE | HARD GOLD ELECTRO PLATED。金メッキ。 |
GR | GOLD ROLLED。金張り。 |
RGP | ROLLED GOLD PLATED。金張り。 |
「1M」「3M」「5M」 | メッキの厚さ。 1ミクロン・3ミクロン・5ミクロン。 |
「1/10」「1/20」 | メッキの厚さ。 1/10ミクロン・1/20ミクロン。 |
いっぱいあってややこしいですが、カラット・千分率以外の刻印は偽物の可能性が高いと考えておきましょう。
磁石を使ってみよう
刻印の見方は分かった!
でももっと簡単な見分け方はないの?
ご安心ください。
磁石を商品に当ててみましょう。
磁石に反応して商品がくっつく場合は、金・プラチナではない可能性が高いです。
金・プラチナに厚メッキがかけられていると、メッキに反応してくっつく場合がありますが、通常、金・プラチナの場合は磁石にくっつきません。
あくまでも簡易的な見分け方なので、気になる場合は買取店に持ち込みして査定してもらいましょう。
持ち込む場合は磁石に反応した商品は別にしておくと、査定士が査定しやすく査定時間の短縮になります。
金(ゴールド)のまとめ
・金の打刻はカラットか千分率。
・アトKに注意。
・金性以外の刻印は金ではない可能性高し。
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