プロが語る!買取価格の高いパパラチアサファイアの特徴とは!

パパラチアサファイア

こんばんは。

不要な貴金属・宝石を売りたい!

今は金が高騰してるので少しでも高く売りたい!

だけどどこに売っていいかわからない・・・

そんなあなたの不安を取り除いて疑問を解決する【宝石買取大学】

宝飾品買取経験10年以上のプロ査定士・アイジーモノストーンです。

本日の記事は【プロが語る!買取価格の高いパパラチアサファイアの特徴とは!】です。

この記事を読むとパパラチアサファイアの買取価格・評価の高いパパラチアサファイアの見分け方がわかります。

買取価格の基本を知りたい方はコチラの記事をお読みください。

そもそも買取価格ってどうやって決まってるの?

目次

パパラチアサファイアの買取価格の相場

パパラチアサファイアの具体的な買取価格

Sクラス Aクラス Bクラス Cクラス Dクラス
0.8ct ¥20,000 ¥10,000 ¥5,000 ¥2,000 ¥100
1.0ct ¥50,000 ¥30,000 ¥15,000 ¥5,000 ¥500
2.0ct ¥80,000 ¥40,000 ¥15,000 ¥5,000 ¥500
3.0ct ¥100,000 ¥50,000 ¥25,000 ¥10,000 ¥500
5.0ct ¥250,000 ¥90,000 ¥40,000 ¥10,000 ¥1,000
10.0ct ¥250,000 ¥120,000 ¥45,000 ¥10,000 ¥1,000

※上記の価格は参考価格です。

※鑑定書の有無・商品のデザイン・需要の関係・ブランドバリュー・買取店・査定士の判断と様々な要素の組み合わせにより大きく変動します。

上記価格は、スリランカ産パパラチアサファイア(加熱)のガイ単価(1カラット当たりの単価)

無処理の非加熱(ノーヒート)の場合、上記金額の2倍アップ。

スリランカ産以外のパパラチアサファイアは上記金額の30%~50%ダウン。

パパラチアサファイアの評価方法

パパラチアサファイアの買取価格は、以下の6要素の組み合わせで決定します。

・重さ(Carat)

・色(Color)

・透明度(Clarity)

・テリ・輝き(Cut)

・処理の有無

・産地

カラーストーンの基本的な品質評価基準はコチラの記事をお読みください。

プロが語る!カラーストーンの品質評価基準!

評価の高いパパラチアサファイアとは

・スリランカ産

・ピンクがかったオレンジ色

・非加熱(ノーヒート)の無処理

一つづつ解説していきましょう。

スリランカ産パパラチアサファイア

そもそもパパラチアサファイアって何?って思う方もいるはず。

まずはサファイアの基本から解説しましょう。

サファイアはコランダムという鉱物種で、赤色のものをルビー・青色のものをサファイア、それ以外のものをファンシーカラーサファイアと呼びます。

コランダムは虹色と同じ色相(赤・橙・黄・緑・藍・紫)を持つ鮮やかな石です。

そしてピンクでもなくオレンジでもない、スリランカ産でピンクがかったオレンジ色のサファイアのことをパパラチアサファイアと呼びます。

パパラチアはスリランの言葉で「蓮の花(ロータスフラワー)」を意味しており、「キング・オブ・サファイア」とも呼ばれています。

ピンクがかったオレンジ色のパパラチアサファイア

上記の項でも説明しましたが、パパラチアサファイアとはピンクでもなくオレンジでもない、スリランカ産でピンクがかったオレンジ色のサファイアのことです。

ただし色の濃さで同じパパラチアサファイアでも評価が大きく分かれます。

評価の高いものは、色が濃く彩度が強く、明るすぎず暗すぎない明度のものです。

非加熱(ノーヒート)の無処理のパパラチアサファイア

宝石の処理には、無処理・エンハンスメント・トリートメントの3種類があるのは学びましたね。

サファイアは加熱による、色・透明度・輝きを引き出すのはエンハンスメント処理とされています。

この処理が全く行われていないのが、非加熱(ノーヒート)サファイアと呼ばれて評価が非常に高いです。

無処理とエンハンスメントで同品質の場合で、価格に2倍の差が出ると言われています。

ただし価格に差が出るのは品質の良いAランク以上です。

非加熱のサファイアは加熱したサファイアと比べて薄く淡い色調のものが多いです。

それが加熱したサファイアと一見しただけではわからないような濃くて美しい色調のサファイアは非常に希少で高価です。

※鑑別書が無い限り、非加熱(ノーヒート)での評価をすることはありません。

ただしパパラチアサファイアは、それ自体が希少性の高い石なので無処理かエンハンスメントよりもトリートメントに注意しましょう。

パパラチアサファイアの鑑別書の注意点

パパラチアサファイアはベリリウム表面拡散加熱処理をされたものが、2001年の国際宝飾展に大量に出品されました。

ベリリウム表面拡散加熱処理とは、ピンクサファイアの表面にベリリウムを含ませることによって、色相を改変する彩度のトリートメント処理のこと。

そしてこの期間に作成された鑑別書には「エンハンスメントが為されています」と記述があるので要注意です。

鑑別書がある場合でも、この期間に作成された鑑別書のパパラチアサファイアは、ベリリウム表面拡散加熱処理の可能性が高く、評価はゼロに近いと思っていいでしょう。

パパラチアサファイアのまとめ

・パパラチアサファイアの査定評価は基本の4要素以外に、色相・産地・処理の有無が超重要!

・産地・処理の有無は鑑別書がないと判断しない。

・高額査定を望む場合は鑑別書の作成が必須!

・鑑別書があっても作成時期によって評価がゼロに近くなる可能性高し!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次