【パパラチアサファイア編】買取価格の高い宝石の特徴

パパラチアサファイア

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そんなあなたの不安を取り除いて疑問を解決する【宝石買取大学】
宝飾品買取経験10年以上のプロ査定士・アイジーモノストーンです。

この記事を読むとパパラチアサファイアの買取価格・評価の高いパパラチアサファイアの見分け方がわかります。

買取価格の基本を知りたい方は以下の記事をお読みください。

そもそも買取価格ってどうやって決まってるの?

目次

パパラチアサファイアの買取価格の相場

パパラチアサファイア(加熱)のガイ単価(1ctあたりの単価)

スクロールできます
SクラスAクラスBクラスCクラスDクラス
0.8ct¥90,000¥50,000¥25,000¥20,000¥3,000
1.0ct¥120,000¥70,000¥35,000¥25,000¥5,000
2.0ct¥150,000¥110,000¥50,000¥25,000¥5,000
3.0ct¥210,000¥150,000¥75,000¥30,000¥5,000
5.0ct¥250,000¥200,000¥105,000¥35,000¥8,000
10.0ct¥250,000¥200,000¥105,000¥35,000¥10,000

※上記の価格は参考価格です。

※鑑定書の有無・商品のデザイン・需要の関係・ブランドバリュー・買取店・査定士の判断と様々な要素の組み合わせにより大きく変動します。

上記価格は、スリランカ産パパラチアサファイア(加熱)のガイ単価(1カラット当たりの単価)
無処理の非加熱(ノーヒート)の場合、上記金額の2倍アップ。
スリランカ産以外のパパラチアサファイアは上記金額の30%~50%ダウン。

パパラチアサファイアの評価方法

パパラチアサファイアの買取価格は、以下の6要素の組み合わせで決定します。

・重さ(Carat)

・色(Color)

・透明度(Clarity)

・テリ/輝き(Cut)

・処理の有無

・産地

カラーストーンの基本的な品質評価基準は以下の記事をお読みください。

プロが語る!カラーストーンの品質評価基準!

評価の高いパパラチアサファイアとは

・スリランカ産

・ピンクがかったオレンジ色

・非加熱(ノーヒート)の無処理

一つづつ解説していきましょう。

スリランカ産パパラチアサファイア

そもそもパパラチアサファイアって何?って思う方もいるはず。

まずはサファイアの基本から解説しましょう。
サファイアはコランダムという鉱物種で、赤色のものをルビー・青色のものをサファイア、それ以外のものをファンシーカラーサファイアと呼びます。
コランダムは虹色と同じ色相(赤・橙・黄・緑・藍・紫)を持つ鮮やかな石です。

そしてピンクでもなくオレンジでもない、スリランカ産でピンクがかったオレンジ色のサファイアのことをパパラチアサファイアと呼びます。
パパラチアはスリランの言葉で「蓮の花(ロータスフラワー)」を意味しており、「キング・オブ・サファイア」とも呼ばれています。

ピンクがかったオレンジ色のパパラチアサファイア

上記の項でも説明しましたが、パパラチアサファイアとはピンクでもなくオレンジでもない、スリランカ産でピンクがかったオレンジ色のサファイアのことです。

ただし同じパパラチアサファイアでも、色の濃さで評価が大きく分かれます。
評価の高いものは、色が濃く彩度が強く、明るすぎず暗すぎない明度のものです。

非加熱(ノーヒート)の無処理のパパラチアサファイア

宝石の処理には、無処理・エンハンスメント・トリートメントの3種類があるのは学びましたね。

サファイアは加熱による、色・透明度・輝きを引き出すのはエンハンスメント処理とされています。
この処理が全く行われていないのが、非加熱(ノーヒート)サファイアと呼ばれて評価が非常に高いです。

無処理とエンハンスメントで同品質の場合で、価格に2倍の差が出ると言われています。
ただし価格に差が出るのは品質の良いAランク以上です。

非加熱のサファイアは加熱したサファイアと比べて薄く淡い色調のものが多いです。
それが加熱したサファイアと一見しただけではわからないような濃くて美しい色調のサファイアは非常に希少で高価です。

※鑑別書が無い限り、非加熱(ノーヒート)での評価をすることはありません。

ただしパパラチアサファイアは、それ自体が希少性の高い石なので、無処理かエンハンスメントよりもトリートメントに注意しましょう。

パパラチアサファイアの鑑別書の注意点

パパラチアサファイアは、ベリリウム表面拡散加熱処理をされたものが、2001年の国際宝飾展に大量に出品されました。
ベリリウム表面拡散加熱処理とは、ピンクサファイアの表面にベリリウムを含ませることによって、色相を改変する彩度のトリートメント処理のこと。

そしてこの期間に作成された鑑別書には「エンハンスメントが為されています」と記述があるので要注意です。

鑑別書がある場合でも、この期間に作成された鑑別書のパパラチアサファイアは、ベリリウム表面拡散加熱処理の可能性が高いので、評価はゼロに近いと思っていいでしょう。

ただし、これは「当時の鑑別技術では、拡散処理を見抜けなかった」という時代背景による話です。
石そのものが必ず拡散処理されているという意味ではありません。

危険なのは、拡散処理を検出する技術が確立する前に発行された鑑別書です。
当時は、実際には拡散処理された石でも、それを判別できないまま鑑別書が作られてしまいました。
つまり、問題は石の古さではなく、鑑別書が作られた時期にあります。

そして現在は、この処理を判定する技術が整っています。
GIAやCGLといった機関では、LIBS(微量元素を調べる分析)などによって、ベリリウム拡散処理の有無を確認できます。

ですから、古い鑑別書が付いたパパラチアサファイアであっても、現在の機関で再鑑別すれば、拡散処理かどうかを確定できます。
再鑑別で「拡散処理なし」と判明すれば、その石の価値は残ります。
古い鑑別書だからと、すぐにあきらめる必要はありません。

パパラチアサファイアのまとめ

・パパラチアサファイアの査定評価は基本の4要素以外に、色相・産地・処理の有無が超重要!

・産地・処理の有無は鑑別書がないと判断しない。

・高額査定を望む場合は鑑別書の作成が必須!

・鑑別書があっても作成時期によって評価がゼロに近くなる可能性高し!

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